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昭和8年福岡県生まれ、幼年期を過ごした博多湾に近い大名小学校、終戦直前に中学修猶館に入学、学生改革後の修猶館高校で学業と描画活動をはじめた。 昭和三十一年京都学芸大学卒業後、長年教員生活を送り、平成元年にペリー来航(1854) の地、静岡県下田市で本格的に描画活動に専念し、その間半世紀を超えた。
1955-1965 代、最初の画風は景色や動物を題材にしたものが多かった。また、鉛筆画、油彩画、水彩画も描いた。
1965-1975代、この時代は子供の頃、博多湾の傍に住んだこともあり、港を題材にしたもの、次にはイマジネーション(想像の世界)を題材にしたものを描いた。
1975-2010代、この時代は、長年教師をした事からそれまで描いた港や街並みを背景にした子供との融和を題材にした。日本国内をはじめ北欧の国々で描画活動を行ったが、最後はスコットランドのマクダッフの港など北欧の街並みに魅いられたと述懐している。
~進 太市の回顧録より~
(1933-2012)
進 太市は、昭和8年生まれで戦争を経験している。後半の描画活動は、自然や街並みと将来を期待する子供との共生(同居)を描き、平和を願う思想があらわれている。平成8年10月にはポーランドのアウシュビッツを訪ね、戦争の悲惨さを確かめている。ポーランドの油彩のところでは闇の跫音(クラクフ夕景)50号F を描いている。
~SIN Gallery 進 九三郎~
自画像
昭和28年 京都学芸大学桃山分校時代の作品。貧しい時代の作品で何か不機嫌そうな表情は当時の心境を表している。後に靉光の自画像を見てとても似ているのに驚いた。靉光は本名が石村日郎で、広島県生まれで戦前に活躍した画家である。
回顧録より。
平成24年1月7日 進太市と進 九三郎は太市の絵が寄贈し、展示してある下田市敷根公園温水プールを訪ねた。絵は油彩で「マクダッフの港」スコットランドで100号Fである。